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五感
見ただけで、聞いただけで
全身で感じているように思えること。

先日ビルヴィオラの作品「クロッシング」を観たとき、
スクリーンの表と裏で火と水が同時に発生していたのだけれど
火のほうのスクリーンの前に立つと熱く、
水のほうのスクリーンの前に立つと涼しく感じた。
(火の燃え上がる音と水の流れる音は同じように聞こえたのに)

ボクネンさんの作品で
似ている構図の異なる作品を観たときも
一方では明るく元気な印象を受け
一方では静かで落ち着いた印象を受けた。
それぞれの作品から
ちがった空気の匂いをまとった風が吹いてくるような感じで
本物の景色や自然の中にいないのに
まるでそこにいるような気持ちになった。

視覚に限ったことではなく
聴覚、嗅覚、味覚、触覚
それらのどこかで感じ取ったものが
一瞬のうちに全身で受け取る空気に変化する。

それが豊かになればなるほど
感情の幅が増え、
たったひとつのことから色々なことを
感じ取れるようになる。

それってとってもいいなぁ。
今の年代になってみて
20代のころより、味わい深くなったなって思う。

今後も年を重ねていくのがちょっと楽しみ。
いま以上にどんな感動を味わえるようになるんだろう。
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by mpana | 2007-01-13 23:27 | 自然
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