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小野哲平展
b0093920_220899.jpgうつわ祥見さんにて。
本日おじゃましてきました。

すごくあたたかくて、やさしくて、そして力強い器が並んでいました。
土そのものが持つ勢いと、哲平さんの手から伝わる温もりが合わさって、自然に形をとったら器になった、まるでそんな風に見える作品たち。
辺りには生命力あふれる空気がただよっていました。











皿に削り跡がついているもの。
それは作品を重ねて焼く際に、作品同士の間に
すき間を作る粘土をつけて焼き、
焼きあがった後にはずしてできる跡で「目跡」と言うそう。
いくつかの作品に、かわいらしく目跡がついてます。

どうしても目が離せなくなってしまった大皿がありました。
白い釉薬がかかっているそのお皿には
ところどころ淡く赤い色が入っていて、それが
ものすごくきれいなのです。

赤い色は土に含まれる銅だそう。
黒い点は鉄。
窯からだしてみないと、どんな風にそれらの色が
でてくるかは分からないそうで、
赤い色がきれいにたくさんでているときは
「星がきれいにでてるね!」と言うそう。

大皿。とても魅かれて、ずっとずっと手にとって眺めていたのだけれど
まずは、毎日使うもので、手にしたり、
日がたった頃の風合いを感じたりしよう!と思い
今回はマグカップを家に連れて帰りました。


b0093920_22193869.jpgほんのりと赤く色がついている部分が「星」。
頬をうっすらと赤くそめながら微笑んでいるみたい。











b0093920_22194958.jpg高台の部分、すこし削れているところが目跡。












両手で包み込むように持つと、
手のなかに心地良くおさまって、あったかーい気持ちになります。
すごいなぁ。伝わるものいっぱいあるなぁ。

次回の企画展は須田二郎さん。
木の器の作家さん。
こちらもとても楽しみ。

今日、佐藤初女さんの本を全部読んだ。
哲平さん、須田さんも土や木そのものをねじ曲げることなく、
それらが居心地よい形のまま、自分(人)が寄り添いながら
作品を作っていらっしゃると思う。
初女さんも、野菜やお米の気持ちになって、
その素材がいちばん気持ちのよい風に料理している。

こういう気持ち、いろんなところで見習いたい。
自然も人もいっしょに生きているっていうことを日々感じていたい。
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by mpana | 2007-03-13 22:56 | 美術展・個展など
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