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モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
b0093920_21202098.jpgBunkamuraへ。
展覧会場はパリの街中のような雰囲気。

画家である2人。
出会う前の作品、出会ってからの作品、と時間ごとにそれぞれの絵画が並んでいた。

モディリアーニ(1884-1920)は35歳という若さで病のため亡くなり、妻ジャンヌ・エビュテルヌ(1898-1920)もその後を追い22歳で自ら命を絶っている。
短い人生の間に、そして若い時期に、これほどまでに印象的な作品を描いていたのかと思うと、感慨深い。







b0093920_2137130.jpg左/ジャンヌの肖像写真(16歳のころ)
右/自画像

ジャンヌの作品。
写真から、美しさと同時に、目の鋭さや秘められた強い意思が感じられる。自画像のまるでにらみつけるような表情からも、びりびりと力強さが伝わってくる。この自画像も写真と同時期(16歳の頃)に描かれたものらしい。







b0093920_2143627.jpg左/ジャンヌエビュテルヌの肖像
右/珊瑚の首かざりの女性

モディリアーニの作品。
モディリアーニの描く人物。面長で、目が虚ろ。何かをぼんやり見ているような、何も見ていないような不思議な印象。目の中に瞳が描かれていなくて、1色で塗りつぶされているものは特に。そんな、空虚な感じであるのに、人をひきつける力がある作品だった。


上の作品は、中ではめずらしく、表情があり、あたたかな雰囲気のもの。

デッサンの中には、2人の共作もあった。
時代ごとに分けて展示されている2人の作品の中には、
2人がいっしょで幸せなときの空気や、死の予感をまとった空気など
その時々の気持ちというのが作品のトーンに表れているのを感じた。

いろいろな展覧会で勉強になることのひとつ。
それは、作った時点でのその人が作品にでてくるということ。
その時のものの見方、心身のコンディション、周りのものごととの関係、
様々な自分をつくっている要素が自然と反映される。

作品は、その一瞬の自分が凝縮されたものだなぁ、と思う。

ひさびさの絵画展。
よかったです。
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by mpana | 2007-05-18 23:21 | 美術展・個展など
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