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佐伯祐三展
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先日行ってきました。

鬱々としたグレーの空。
時の流れが刻まれてきた建物の質感。
そんな街に無造作に貼られたポスターの文字。

パリの空気に包まれる。

そんな街並みにときどきあらわれる佐伯さんの黒や赤。
とっても深みがある。

以前一度みて、ユトリロみたいですきだなぁと思っていたら、
佐伯さんはユトリロやゴッホからの影響をうけていたそう。
そうだったんだ。

ガシェ医師との写真やアルルの跳ね橋での写真など
ゴッホの足跡をたどったことがわかるものがいくつも展示されていた。

佐伯さんはパリに渡った後、一度日本に戻った時期があったそう。
そのころの絵をみると、なんとも切なく、気の毒な気すらした。
佐伯さんの絵の空気と風景のニュアンスが
どこかしっくりこない。

でも、1年ほどで日本を離れ、再びパリで活動されたそう。
その作品たちは、やはり魅力的で、
描きたい風景をキャンバスにとらえているその喜びが
作品たちにたっぷり入っているように見えた。
ああよかった、と思った。

日本の近代の洋画家。
いちばん最初にすきになったのは佐伯さん。

それまでこのジャンルにあまり興味がなかったのが、
いろいろ見てみたいと思うようになったので、うれしい。
扉を開いてくださり、ありがとうございます。
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by mpana | 2008-06-04 22:05 | 美術展・個展など
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