カテゴリ:美術展・個展など( 58 )
お台場
ノマディック美術館へ。
グレゴリーコルベール氏の“ashes and snow”をみてきました。

b0093920_0495278.jpg前回の六本木のプレ展覧会のときに行った世界に再度足を踏み入れ、もっと奥までみせてもらった、という感じでした。
象のつぶらな瞳、裏がしましま模様の鼻、皮膚感。おそらくネイティブの人たちである登場人物の褐色の肌と映像のセピア色。すべての生命あるものたちの共存、共生。
たくさんの美しさであふれていました。









b0093920_05919.jpg美術館のおとなりの風景。
お花いっぱい。


















b0093920_142947.jpgやぁ!
こちらのほうからこんにちわ。


















b0093920_154863.jpgとう!



















b0093920_172426.jpgティータイム。
“パッションフルーツアイスティー & アサイーアップルジュース”

アサイー。アマゾンからやってきた果物。ポリフェノールがすごいそう。タヒチのノニみたいなものなのかな?チャレンジャーが現れたので、オーダー。このジュースはおいしかった。アサイー単体だとどうなんだろう・・・。




後で、この名前を思い出そうとして“アライー”と言ってしまった。
日本姓っぽい名前!とおぼえたのがいけない。
荒井さんでなく、浅井さんでした。


b0093920_1141698.jpgそんなこと言ってるうちに、夕方。
きれいな空。














そして、東京タワーをみながら夜ごはん。
終日ご一緒いただいた、わたしの写真の先生であるおともだちと。

なんだか、いろいろおもしろ企画がもちあがる。
わくわくするなぁ。
いろんなものをたくさん作ってみよう。

ちなみに、今日の写真。
お花畑と女神は写真先生が撮影。さすが!
自分が撮るとちがうんだよなぁ。

写真をとるときの目線について話している中で、
わたしは、鳥の目線や子どもの目線などは意識したことがあったけれど、
他にも、アリの目線とか木の目線などなど
おもしろい目線がいっぱいあることを教えてもらいました。
とても新鮮!

アリから見たら、どんな風景が世の中に広がってるんだろう?
視界はどれくらいなのかな。
もちろんモノクロなんだよなぁ・・・。

など考えるとちょっとおもしろい。

b0093920_1272163.jpgバッグを作った糸で、ちっちゃなかごを作って、お菓子をいれてもっていったところ、「こういうふうに使ってもかわいいかもね!」と写真先生。

「いいねー」ともりあがる。











すごく楽しいいちにちだった。
いつもありがとうね。
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by mpana | 2007-06-01 23:59 | 美術展・個展など
つたわってくること
今日もいいお天気。
散歩日和。

“うつわ祥見”さんへ。

いろいろな器。
眺めて、そして手にとると、
その感触とともにつたわってくる「なにか」がある。

この「なにか」は何だろう。
なんだか一言で表現できないけれど、
心地のよい、とてもいいもの。

それをつたえてくれる人がいて、どんどん広がる。

私もそれを自分だけで持っていないで
たくさんつなげてつたえるところにいたいな。

こちらのギャラリーから、そして書かれている本からも、
いつも、たくさんの素晴らしいことを伝えて下さり、
本当にありがとうございます。


b0093920_22484673.jpg“うつわびと 小野哲平”

DVDブック。
これから見るのがとてもたのしみ。















きっと気になるものがある、という予感がしていたけれど、
やはり「あー、いいなぁ」という器がでてきてしまいました。

b0093920_2251573.jpg村木雄児さんの片口。

まるで和菓子のよう。
淡いピンク、黒胡麻アイスのようなグレイ、焦がしたような茶、小豆色、それらの上にやさしい白がふんわりかかってる。おいしそう!
冬から春にかけての日本庭園を眺めているような気持ちにもなる。
見ていて飽きないのです。






他に、藤色とグレイの間のような
不思議できれいな光を放つ色の平皿にひかれたけれど、
そちらはぐっと思いとどめました。

          ◆

帰り道、ぐんぐんと創作意欲がわく。
ひさびさに編みものもやりたいと思い、糸を買った。
これからの季節に使えるものを作ろう。
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by mpana | 2007-05-26 23:29 | 美術展・個展など
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
b0093920_21202098.jpgBunkamuraへ。
展覧会場はパリの街中のような雰囲気。

画家である2人。
出会う前の作品、出会ってからの作品、と時間ごとにそれぞれの絵画が並んでいた。

モディリアーニ(1884-1920)は35歳という若さで病のため亡くなり、妻ジャンヌ・エビュテルヌ(1898-1920)もその後を追い22歳で自ら命を絶っている。
短い人生の間に、そして若い時期に、これほどまでに印象的な作品を描いていたのかと思うと、感慨深い。







b0093920_2137130.jpg左/ジャンヌの肖像写真(16歳のころ)
右/自画像

ジャンヌの作品。
写真から、美しさと同時に、目の鋭さや秘められた強い意思が感じられる。自画像のまるでにらみつけるような表情からも、びりびりと力強さが伝わってくる。この自画像も写真と同時期(16歳の頃)に描かれたものらしい。







b0093920_2143627.jpg左/ジャンヌエビュテルヌの肖像
右/珊瑚の首かざりの女性

モディリアーニの作品。
モディリアーニの描く人物。面長で、目が虚ろ。何かをぼんやり見ているような、何も見ていないような不思議な印象。目の中に瞳が描かれていなくて、1色で塗りつぶされているものは特に。そんな、空虚な感じであるのに、人をひきつける力がある作品だった。


上の作品は、中ではめずらしく、表情があり、あたたかな雰囲気のもの。

デッサンの中には、2人の共作もあった。
時代ごとに分けて展示されている2人の作品の中には、
2人がいっしょで幸せなときの空気や、死の予感をまとった空気など
その時々の気持ちというのが作品のトーンに表れているのを感じた。

いろいろな展覧会で勉強になることのひとつ。
それは、作った時点でのその人が作品にでてくるということ。
その時のものの見方、心身のコンディション、周りのものごととの関係、
様々な自分をつくっている要素が自然と反映される。

作品は、その一瞬の自分が凝縮されたものだなぁ、と思う。

ひさびさの絵画展。
よかったです。
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by mpana | 2007-05-18 23:21 | 美術展・個展など
描く文字
“パリのエスプリ 佐伯祐三と佐野繁次郎展” へ

b0093920_2321050.jpg















佐伯祐三氏については初めて知りました。
1898年生まれ。洋画家。
20代半ばで渡仏。30歳で亡くなる。

作品の中でもパリの風景は、特に心に響いてきた。
建物、看板やポスターなどの文字。
いつもグレイのくもり空。パリのどんよりとした空気。
時代の気分がでてる。
ご本人の気分もでている。
ユトリロっぽい印象を受けた。
重たいけれど、すきな絵だった。


そして、佐野繁次郎氏。
展覧会のタイトルのお名前を見てピンときた。

「あの字の方だ!」

堀井和子さんの本の中でときどきおみかけする
なんとも味のある、すてきな装丁の本。
それを描いた方の名前、確か本に佐野繁次郎さんとでていた。

それで、今日はこちらにきたのです。

b0093920_23395782.jpg展示されていた作品の中には、佐野氏が手がけた装丁の本もいっぱい。

芸術家の方の文字って、「書く」と同時に「描く」なんだなぁ。
下手うま、といったら怒られちゃうかもしれないけれど、子どもが書いたかのような愉快な文字。本のタイトルを文字で「描く」と、より雰囲気が伝わってくる。








b0093920_08237.jpg

























これらの本、本屋さんで表紙をみたら間違いなく手にとってしまう。
色づかい、粋でかっこいい。
色のニュアンスが、本当に絶妙。
(展示されていた絵画なども色がすごくすてき!)
フランス語が入ってるやつもかっこいい。
レトロ感がいい。

とにかく、それらを目の前にすると、
思わず微笑んでしまうようなものばかり。

手がき文字の素朴な温かさ。
いきいきとしていて、文字がいまにも踊りだしそうな様子。
絵のように表現できる楽しさ。
すごくすきでした。


b0093920_0202681.jpg美術館付近より。






















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by mpana | 2007-04-20 23:51 | 美術展・個展など
木のうつわ展
b0093920_2242818.jpgうつわ祥見さんにて。

作家在店日ということで、須田二郎さんご本人がお店にいらっしゃいました。
お天気の日にはワークショップがあるということで、晴れの日の今日、楽しみにして伺ったところ、木のコマを作るところを見せていただくことができました。













b0093920_22451814.jpg左側が、実演していただいたコマ。(うれしいことにいただいてしまいました)
右はけやきのちいさなスプーン。
木ろくろで、いろいろな形の道具を使い分けながら、丁寧に削られて、できあがる様子は、とても繊細な作業でした。木は堅いから、力の入れ具合なども難しいんだろうなぁ。コマには模様がはいっているのだけれど、それも、ろくろをまわしながら道具でつけていらっしゃった。





b0093920_22504291.jpgほおの木の平皿。

とってもやさしい色をしていて、触り心地もすごく気持ちいい。手にとって、ちょうど日の光に当たったときにキラキラと輝いたのでびっくりした。
「木が光る」ってあんまり考えたことのないことだった。それがとてもすてきに思えて、そして発見で、うれしかった。






b0093920_22573846.jpgけやきの木の鍋敷き。

裏面はカッティングボード。
こちらもびっくりして、不思議で、気に入ってしまったもの。木目がとってもユニークで、今まで目にしたことがない模様になっていたのです。ちいさな年輪が横一列に並んでる。これはケルト模様というのだそう。






どの器もカトラリーも、木の表情がいろいろで、
魅かれるものがたくさん。
木の個性がいっぱい。

木の色がとても赤みを帯びている梅の木のナイフ。
須田さんにお聞きしたところ、
「梅にもいろいろあるんですけれど、
その木は真紅の梅の花が咲いていたので、
(削ったら)そういう色でした。」
と教えて頂きました。
本当に、熟した梅の実の果肉みたいな赤でした。

直径5cmくらいのちいさな木のお皿は、
ひとつの木みたいな模様をしてる。
それは、けやきの枝を切り出したものだそう。

枝も幹も断面は同じような表情なんだー!
当たり前のことかもしれないけれど、考えたことがなかった・・・。

木のおもしろさにますます魅かれてしまいました。
そして、須田さんはとてもすてきな方でした。
なんだか自然の中にいらっしゃる空気がふんわりでていらして、
作品もすごくやさしくて、ふんわりとしたものが伝わってきました。

また、すてきなことを知ることができました。
うれしい。

今日は、チェロの曲を聴きました。
木がないているみたいで、森の中のお散歩みたいな気分が
いつも以上に感じられました。
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by mpana | 2007-04-14 23:33 | 美術展・個展など
"animal totems"
b0093920_21364533.jpg森アーツセンターギャラリーで開催されている、
グレゴリー・コルベール氏の
“animal totems”へ行ってきました。
お台場のノマディック美術館で開催されている
“ashes and snow”の序章のような作品展。

ものすごくものすごくよかった。

人も動物も自然も、生命のあるものすべてがみんなそっとそこにいる。
全ての生命の表情が穏やかで、そこには何の不安も不信も恐れもない。
ただただそこにいて寄り添っている。それだけ。









ある一枚の写真。

少年と少女。
木の根がからまりあう空間に並んで座っている。
穏やかに目を閉じて。
2人がおさまっている木の根の周りには、
まるで2人を守るように優しい顔で横たわっている2頭の象。
全てが地球の上で、優しくつながっている。

今日いちばん心に残ったこの写真の前では、
気づいたら涙がちょっとこぼれていた。
あまりに美しくて、胸がいっぱいになった。

ノマディック美術館のほうは、さらにすごいんだろうな。
ゆっくりみにいこうと思う。

        ◆

今日は風がすごかったけれど、とっても暖かくていいお天気。
桜をたくさんみたくて、てくてくたくさん歩く。

ヒルズ界隈。

b0093920_2205874.jpgb0093920_2213049.jpg















続いて、てくてくと歩いて、青山霊園の真ん中をずーっと。
ちょうど5分咲きくらいかな。
すごくきれいな桜のアーチになっていました。

b0093920_2272454.jpgb0093920_2252376.jpg











b0093920_2253945.jpgb0093920_2282795.jpg











ちいさくすると、画像がおちちゃうけれど
すごくきれいだった。
猫は、桜を見ながら気持ちよさそうにお昼寝してました。

結局、あまりに気持ちいいので
六本木から渋谷までずーっとお散歩してしまった。

もちろん、この辺りに来たらABCへ。

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今日選んだ本
 ・アルネ19号。
 ・ふでばこ 特集“和の紙”
 ・旧暦ライフ 温故知新
   (これは美術館のショップで)

この「ふでばこ」という季刊誌。はじめて知った。
すごくいい。バックナンバーも欲しい。



あと、美術館のショップで、
高木正勝さんのCD&DVD発見!しかも、ちょうどかかってた。

b0093920_22145256.jpg“rehome”
さっそく、家でもう一度聴いてみました。
すごーくいい。
最近とってもだいすきで、高木さんはよく聴く。
何かがちょうどいい。







どう考えても、今日はとびきりの一日だった。

このほかにもすてきな景色に出会ったり、
考えていたことがつながったり・・・。

やっぱり春ってうれしい。
いいことありそうな気がする。
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by mpana | 2007-03-29 22:27 | 美術展・個展など
b0093920_1385758.jpgおともだちとランチ。
皇居の前は、桜の種類によって、満開だったり、葉桜だったり、つぼみがたくさんだったり、といろんな木があります。それを眺めながら、お昼ごはん。
くもり空だけれど、桜があるだけでとってもしあわせ。







b0093920_1343548.jpg東京国立近代美術館へ。
常設展も、桜の作品がたくさん。
枝ぶりの美しい桜の巻物や屏風がありました。
こんなすてきな絵画が、広い日本家屋にあったらどんなにすてきなんだろう。

美術館の中も外も春いっぱい。









企画展は「リアルのためのフィクション」
おもしろい作品たち。
なかでも、“Bathroom”というビデオアートが印象深かった。
お風呂が泥だらけ。土で顔を洗い、土を浴びる。
そんな入浴で、ニュートラルな自分に戻ろうとしている。
いまのこんな時代、生きる原点に帰ろうとしている。
映像はびっくりするけれど、おもしろかった。

美術館をでて、ちょっと桜とたわむれる。

b0093920_1502197.jpgb0093920_1504962.jpg














b0093920_1511278.jpgb0093920_1513119.jpg











ときどき風がびゅうびゅう吹いて、桜の花びらが空を舞っていました。
雪のようでとってもきれい。
今日はこれを見られただけでもうれしい。

おともだちと2人、大喜びできれいな花びらを集める。
あまりにきれいで、この春一番のはしゃぎっぷり。

それから、日本橋でちょっとお買い物。
すてきな柄のてぬぐいを買い求める。

そして、夜はイタリアン。

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「キツネダイ」という、鯛のカルパッチョをいただきました。
顔がキツネみたいなんだそう。
おいしかった。
またもや、2本のワインが空く。予想どおり。
若年性アルツっぽい2人。ワインで余計に拍車がかかる。
いろんな名詞がでてこないけど、話は通じてる。
笑いすぎてお腹がいたい。

b0093920_201117.jpg帰りの道すがら、夜桜を楽しむ。
もう、こんなに咲いているなんておどろき。

桜ってほんとにすばらしい。
この春はあとどのくらい愛でることができるかなぁ。

今日は桜とともに楽しい一日を過ごさせてもらって、
どうもありがとうね。
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by mpana | 2007-03-27 23:56 | 美術展・個展など
板画
b0093920_20595248.jpg鎌倉山にある、棟方板画美術館を訪れました。

とても空いていて(というより他にだれもいらっしゃらず)、美術館をひとり占めでした。
なので、本当にゆっくりと鑑賞させて頂きました。










棟方志功さんの場合、「版画」ではなく「板画」という字を使うことが多いそう。
「板から命を掘り起こす」という意味など、いろいろ含まれているそうです。

作品には詩がそえられているものが多いので、
じっくり読みながらすすんでいきます。

「繧繝頌崑崙板画巻」という
物語のようになっているモノトーンの作品。
駱駝に乗っていたり、山を越えたり、夜になり、月がでてきたり、と旅をしている様子。
地名は新彊や印度などでてくる。
自分まで、いつか昔の時代に戻って、
不思議な旅をしているみたいな気持ちになる。

その中で、シリーズ最後の方にあった「夜明の柵」という作品がすきでした。

“かしこにゆきて 新しき世界の 夜明を見ん”

詩とともに、花がいくつかつながって輪のようになっている絵が
彫られていました。

見知らぬ土地へ旅するときの気分。
考えるだけでわくわくしてくる。
何か新しいものが見えてくるかもしれない、
そんな期待に胸をふくらませて、
今も昔もみんな旅にでる。

美術館に行くのも、なんだかひとつの旅みたい。
いろんな国のいろんな時代の人が生み出したものに会えるのは
とても面白い。

今日は日本で少しだけタイムトリップの旅でした。

          ◆

『今日みつけたスグレモノ』

b0093920_21395711.jpg無印でみつけた定規。15cm。
1cmごとに穴があいてます。






b0093920_21405124.jpg角度がはかれます。
15度ずつきちんととまってくれる。






b0093920_21411834.jpgピンとのばせば、30cmまではかれちゃう。







高校生のときから使っていた、お気に入りの定規が
かなしいことにとうとう行方不明になってしまいました。
なので、ひさしぶりに買いました。

この定規くん、とってもかしこい。
でも、角度はあんまりはからないかなぁ・・・。
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by mpana | 2007-03-19 22:13 | 美術展・個展など
柳宗悦邸
b0093920_2139566.jpg日本民藝館へ行ってきました。

特別展は「柳宗悦と丹波古陶」

すばらしい作品がならんでいて、ひとつひとつ
ゆっくり見ていると、あっと言う間に時間がたってしまう。
気になるものや、どうしたらこんな風になるのか
分からないものなど、色々メモしながら歩く。

昨年訪れたときと同じものも
常設の作品にはあったと思うのだけれど、
実際自分で陶芸を少しやってみると
ぜんぜん違った角度からも観ることができて、
すごく刺激になった。






ある作品の前で動けずにいたとき、
カメラマンさん(外国の方)から話しかけられました。
「これはものすごいですねー!、こんな風には作れないですよ。」
私もそんなことを思いながら、そして色の具合がものすごくすてきで
立ち止まっていたのです。

そこから、少し陶芸の話になり、
その作品の良さを共有できて、とても嬉しかった。
その方は陶芸を始めて2年だそう。
「ここに来ると、もう、ほんとにすごくて毎回びっくりする」
とおっしゃっていた。
その通りで、本当に何度来てもたくさんのことに気づく場所だと思う。

b0093920_21511581.jpg今日は、民藝館だけでなく、旧柳宗悦邸の公開日。

ご自宅におじゃましてきました。
すばらしい日本家屋で、庭には立派なしだれ桜の木があり、それを愛でながらの春の食卓は、とても心和む空間だったのでは、と思います。
いちばん気になったのは宗悦氏の書斎。
書棚には本がそのまま収まっていました。







歴史の本、沖縄の本、チベット、ルーマニア、フランスなど海外の本、ルオー、ドクトルジバコ、武者小路実篤全集、箸の本 などなど、もうたくさんの種類の本が並んでいます。
とにかくたくさんの本を収めた本棚、フラットで広い机(収納たくさんできるもの)、ソファ。
あとはすっきりとしており、障子の向こうには庭が見える、そんな書斎。
とても落ち着いた雰囲気。

宗理さんのお部屋だった場所も拝見。

昔ながらの日本の良さを感じる空間。
ちょっとだけタイムトリップしたみたいでした。

b0093920_2233718.jpg駒場東大前から民藝館までの道すがら
きれいに木蓮が咲いていました。

いっしょうけんめい空に向かって、ちいさいこどもが手をかざしているみたいで、そのかわいらしさがだいすきです。
春ってほんとにうれしくなる。
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by mpana | 2007-03-14 22:12 | 美術展・個展など
小野哲平展
b0093920_220899.jpgうつわ祥見さんにて。
本日おじゃましてきました。

すごくあたたかくて、やさしくて、そして力強い器が並んでいました。
土そのものが持つ勢いと、哲平さんの手から伝わる温もりが合わさって、自然に形をとったら器になった、まるでそんな風に見える作品たち。
辺りには生命力あふれる空気がただよっていました。











皿に削り跡がついているもの。
それは作品を重ねて焼く際に、作品同士の間に
すき間を作る粘土をつけて焼き、
焼きあがった後にはずしてできる跡で「目跡」と言うそう。
いくつかの作品に、かわいらしく目跡がついてます。

どうしても目が離せなくなってしまった大皿がありました。
白い釉薬がかかっているそのお皿には
ところどころ淡く赤い色が入っていて、それが
ものすごくきれいなのです。

赤い色は土に含まれる銅だそう。
黒い点は鉄。
窯からだしてみないと、どんな風にそれらの色が
でてくるかは分からないそうで、
赤い色がきれいにたくさんでているときは
「星がきれいにでてるね!」と言うそう。

大皿。とても魅かれて、ずっとずっと手にとって眺めていたのだけれど
まずは、毎日使うもので、手にしたり、
日がたった頃の風合いを感じたりしよう!と思い
今回はマグカップを家に連れて帰りました。


b0093920_22193869.jpgほんのりと赤く色がついている部分が「星」。
頬をうっすらと赤くそめながら微笑んでいるみたい。











b0093920_22194958.jpg高台の部分、すこし削れているところが目跡。












両手で包み込むように持つと、
手のなかに心地良くおさまって、あったかーい気持ちになります。
すごいなぁ。伝わるものいっぱいあるなぁ。

次回の企画展は須田二郎さん。
木の器の作家さん。
こちらもとても楽しみ。

今日、佐藤初女さんの本を全部読んだ。
哲平さん、須田さんも土や木そのものをねじ曲げることなく、
それらが居心地よい形のまま、自分(人)が寄り添いながら
作品を作っていらっしゃると思う。
初女さんも、野菜やお米の気持ちになって、
その素材がいちばん気持ちのよい風に料理している。

こういう気持ち、いろんなところで見習いたい。
自然も人もいっしょに生きているっていうことを日々感じていたい。
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by mpana | 2007-03-13 22:56 | 美術展・個展など